ぬくもりのある空間、
こだわりの空間を
創りませんか？Loved for much longer.
Why not create a particular space?

飲食店を開業したい料理人には，開業前と開業後の双方において様々なハードルが待ち構えています。 そのため，開業初期のコストや融資額の不足が原因で早々に廃業へ追い込まれたり，付加価値を高めることができずに閉店してしまうケースが相次いでいます。山翠舎はこのような「無理に開業させて廃業に追い込まれる」現状を打破するために新たなサービス「料理人応援システム™OASIS」の提供を開始しました。

顧客の開業における最適化，顧客の開業後における最適化，顧客のライフスタイルにおける最適化，金融機関にとっての最適化，店舗を貸すオーナーにとっての最適化，そして持続可能な世界に向けた最適化を目指し、山翠舎に関わる全てのステークホルダーが「最適化」の恩恵を受ける仕組みをご提供します。

表彰部門

ソーシャルデザイン部門 コミュニケーション分野

審査員コメント

古民家・古木（古材）の活用を通じて、古木の所有側、活用側 のマッチングを促進するピジネスモデルであるが、古木の持つストーリー 性や希少性などを活かしたアップサイクル型となっている。メディアや物販といった生活者とのコミュニケ ションにも注力している。

私の選んだ一品

日本の建築技法・文化を守る取り組み 古民家・古木サーキュラーエコノミー

審査委員のコメント

井上 裕太委員
「古民家には、現在は手に入りにくくなった高品質の木材が使われていることが多い。
一方で、その再活用は進んでいない。集めるのも一苦労だし、整備するには技術がいる。
備蓄するとコストがかかるし、活用できる人材も多くない。
じゃあ、それらを丸ごと引き受けることで新しいモデルを作ろうという大胆な取り組み。
古木を収集・備蓄し、古蔵の木組みを移築したT-HOUSE New Balanceが象徴するように施工まで含めて実施することでその価値を人々に届ける。整備や施工を受け持つ職人を育成し伝統的な建築工法・技法を受け継ぐとともに、古民家の保全と古木のデータベース化を含めて独自の循環網を構築。より多くの建築・リノベで活用されるよう応援したい。」

審査委員の評価

古木を収集・備蓄・整備し、単なる販売に止まらず設計・施工まで行うことで再利用を促す取り組み。現在では入手困難な木材、仕口・継手などの建築技法、斧・鉞・釿による手仕事といった伝統文化の保全という側面も含めて評価された。また、ただ流通させるだけではなく、職人の育成、古民家や古木のデータベース化、自社設計・施工による付加価値のある用途の開発など今後の広がりを期待できることから受賞対象とさせて頂いた。 （グッドデザイン賞Webサイトへ）