株式会社ミルグラフ代表取締役の富井雄太郎氏によるシリーズ記事
「山翠舎 時を重ねた古木をめぐる話」(全9回予定)の第1回目が公開されました!
◆富井雄太郎氏プロフィール:
富井氏は、早稲田大学理工学部建築学科を卒業後、新建築社で編集を担当し、2010年に株式会社ミルグラフを設立しました。
東京藝術大学でも教育研究助手を務め、10冊以上の書籍をひとりで編集・発行した経験をお持ちです。
この連載を通じて、山翠舎の思いや活動を多くの読者の皆様にお届けできることを心より感謝申し上げます。
第1回目となる今回の記事では、現在森美術館で開催中の「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝(開催期間:2024.4.24(水)~ 9.1(日))」について詳しく紹介しています。
この展覧会場には、シアスター・ゲイツ氏の作品と山翠舎の製作した古木什器の魅力が融合し、見応えのある展示となっています。
上の写真:「ブラックネス」セクション、多彩な陶芸作品による《ドリス様式神殿のためのブラック・ベッセル(黒い器)》(2022–2023)ほか。
什器のローテーブルの天板は鴨居や桁材で、全面的に黒い塗装が施された。
かつて建築に使われていたことを示すほぞ穴や加工の跡がいくつも見られる。
当初は奥行4,500×長さ1,800mmのものが5脚計画されていたが、途中で向きと配置が変更され、1,800mmの奥行に対して、22,500mmもの長さになった。
シアスター・ゲイツ氏は、社会的実践とアートを融合させることで知られるアーティストであり、今回の展覧会では、アフリカン・アメリカンの歴史や文化、そして日本の民藝運動とを掛け合わせた独自の世界を表現しています。
約2万冊の書籍や雑誌、約2万点の陶芸作品が並ぶ壮観な展示が広がります。
展示会の舞台裏として、展覧会開催までのわずかな期間で、山翠舎が大型什器の数々を制作・設置した経緯を紹介いただきました。
ぜひ記事全文をご覧ください。
写真:《屋根に覆われて》(2024年)の裏側。
オリジナルのイーゼルには、「鉄砲梁」と呼ばれる、雪の重みによって根曲がりした材が使われている。
豪雪地帯ならではの力強い生命力が反映されている。
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シリーズ記事は全9回の予定です。次回の記事もどうぞお楽しみに!