1995年の創業以来、この地で多くの人に愛されてきた
鮨竹半 若槻(すし たけはん わかつき)。二代目若槻剛史氏の元、受け継ぐ江戸前寿司のよさを生かしながら、今の時代にあった沢山の種類を楽しむ事のできるコースにするなど趣向を凝らしてお客様を楽しませる・感動させる仕掛け担っています。店主自らが朝一番に築地に出向き、目利きして仕入れる上質な鮮魚と、店主の故郷、島根県宍道湖から直送される「しじみ」や「大鰻」、日本海の「黒鮑」など、こだわりの食材を入荷。
ナチュラル感のある素材をつかいつつも、上質で凛とした空間で、美食を楽しみ癒される、そんなお店です。

鮨 竹半 若槻 改装工事の裏側

ご紹介を頂いたご縁でご依頼頂いた鮨 竹半 若槻さんの改装工事。

図面やサンプルを基に丁寧に設計の打ち合わせを進めていき、工事がスタートしていきます。

若槻改装においてはトチの木のカウンターや、漆塗りの紅色の結界が重要なポイントの一つでした。

そこで店主の若槻氏は、自らが協力会社である木曽の漆の工場と、長野本社に実際の作業を確認しにご訪問くださりました。

紅色の漆を塗り乾燥させ、磨いていく。基礎ではその繰り返しの生の作業をご覧いただきました。

長野本社ではトチの木のカウンターのサイズ感や質感などを、実際に目で見て、椅子に座って見て、丁寧に確認。

わざわざデザイナーとともに長野まで来ていただくお時間を作ってくださる、数少ないお客様でした。

工場まで出向く時間やデザイナー、工場スタッフ、職人との会話などから、お客様とお店で会話やお店に対しての思い入れの幅も少し広がる事でしょう。

人生にそう何度もない、人生をかける自分の店の大掛かりな工事。

大切に作った空間が、鮨 竹半 若槻の空間で過ごす人に少しでもお力になれれば幸いです。

(デザイン営業部 酒井)